Local UIFlowサーバをreTerminalで作る
https://gyazo.com/e60383ff9ec2b575c7bdbe70119f66d4
はじめに
Local UIFlowが2023/12/06に公開されました。
この文章では、reTerminalでLocal UIFlowを運用するためのTipsに関して説明します。
reTerminalってなぁに?
https://gyazo.com/8b8a5f387be6d5eb61879f02d7cc25dc
メインボード: CM4 4GBメモリー, eMMC 32GB
ネットワーク: GbE
無線: 2.5&5GHz, Bluetooth 5.0
ディスプレイ: LCD 5-inch 720x1280, タッチパネル
インタフェース: USB 2.0 x 2
ボタン: ユーザ定義ボタン x 4
センサー類: 加速度センサー, 光センサー, 暗号化チップ, ブザー
I/O: Raspberry Pi互換 40pin, 工業用高速インタフェース
https://files.seeedstudio.com/wiki/ReTerminal/HW_overview.png
Local UIFlowってなぁに?
https://gyazo.com/30243579fa0bed8bd95cf0beaadae63b
UIFlowは、M5Stackのマイコンで使えるビジュアルプログラミング環境です。
UIFlowの利用には、インターネット接続が必要です。
Local UIFlowでは、これを必要とせず、LAN内でUIFlowの環境が完結するようになっています。
FactoryイメージのOSをインストールする
apt upgradeするとディスプレイドライバーがインストールできないことがあるので、絶対しないこと!!
Local UIFlowのインストール
Factoryイメージでは、Local UIFlowを動作させるために、追加のライブラリなどのソフトウエアは必要ありません。
tarを使って展開します。
ディレクトリなどは作成されず、カレントディレクトリに展開されるので、注意してください。
$ tar zxvf UIFlow-Local-Server_Linux_arm.tar.gz
Local UIFlowの実行
展開されたディレクトリの以下の実行形式のファイルを実行します。
$ ./UIFlow.Server.Desktop
自動起動設定
例えば、以下のようなエントリを作成します。UIFlow.Server.Desktopの場所は適宜変更してください。
code:~/.config/autostart/LocalUIFlow.desktop
Exec=/home/mutoh/uiflow/UIFlow.Server.Desktop
Type=Application
Name=LocalUIFlow
Terminal=true
この設定を行うことで、以下の状態でreTerminalが起動します。
あとは、Startボタンを画面でタップするだけで、Local UIFlowサーバーが起動します。
shutdownもタップでできるため、キーボードが無くてもLocal UIFlowサーバーとなっているreTerminalの操作が可能になります。
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おわりに
とにかくコンパクトなLocal UIFlow環境が欲しくて、reTerminalを使って環境構築を行いました。
画面のタップだけで運用が可能で、キーボードいらずの環境を構築することができています。
次は、CM4Stackでこんな環境ができたらなぁと夢想しています。
作者:I'm 610t!!
https://gyazo.com/29d993247bf7e8192f05cbc215263a1a
むとうたけし(武藤武士)
専業主夫(53歳)@奈良
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